某ファンによる森岡正博ファンページ
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お持ち帰りも勿論OKです。
私は、森岡さんの某ファンです。
ここで、ひっそりとファンページを運営しております。
ちくま新書「感じない男」
詳しい感想はこちら→感じない女の告白―快感から遠く離れて。
ひたすら「私」のセクシュアリティを暴露し、分析する妙な本です。
ある人は感涙し、ある人は爆笑し、ある人は吐くと思います。
私はむずがゆい気持ちになりました。
そして、ファン度は高まりました。
人によってはファンをやめたくなるかもしれないけれど、
人によっては新たにファンになってしまうかもしれないという本です。
そんな森岡偶像を自らぶち壊す森岡さんが一番、面白かったです。
大著、『無痛文明論』!
さっそく、「『無痛文明論』の読みにくさについて」感想を書きました。森岡さんが読者に挑戦している以上、私も作者に挑戦的になるのは仕方ないと思います(自己弁護)。何しろ、読みにくい!文章はいたって簡潔で明晰。にもかかわらず、読むのも拒むという本。とりあえず、その読みにくさについて。
内容については、後日。んー、ボディーブローをかます本です。最初は、熱中しないようにクールに読んでたのに、気づくと、『無痛文明論』のタームで考えている自分がいる。さすが、森岡マジック。分厚いのに3800円。今月のケータイ代を節約して、手にとってみてはいかがでしょう。。できれば、蝋燭をつけて、落ち着いた薄暗い部屋で、独りっきりで泣きながら読みたい本です。。
(1)森岡正博って誰?
肩書きは大阪府立大学の教授です。精力的に思想・倫理の著書を出版され、好きな動物はカピバラだそうです。
詳しくはこちら。気合の入ったホームページで論文の全文公開を試みられています。最近は電子出版も開始。
(2)何がいいの?
ビジュアル…とか言うのは「どうだろう?」、と最近反省しています。
いや、結構ヴィトゲンシュタインに似ていらっしゃると思うんですが。(←誉めてるのか?)
森岡さんは、人を励ます前に自分が追い詰められていること間違いありません。
教祖チックなカリスマ性を持った人ですが、他人の救済に走らず、それどころではない感じな所が好きです。
私は、ただ、自分の前を、自分以上にもがいて走っている人をみると、
この努力は私だけのものではないという、落胆と安堵を覚えます。
森岡さんの本を読んでいて、満たされた気持ちになったことは一度もありません。
自分の闇を照らされ、そこに降りる覚悟を迫られるので、いつも意気消沈します。
いくら理想を語っても、実際にはどん底にいる自分。
それに向き合うチャンスをくれる著作ではあります。
(3)どこでであったの?
2000年某月某日
大阪府立大学オープンキャンパスで、公開講義を聴講する。
かねてから、『生命観を問いなおす』でファンだったが、ここから大ファンへ。
当時のHPに森岡さんのファンコーナーを設置。
2001年某月某日
なんとしても大阪府立大学に入学しようと考えていたが、
うっかり同志社大学のAO入試に奇跡的に合格。
当時、センター模試の数学が100点満点中25点を記録していたため、
足切を恐れて、同志社大学へありがたく入れていただく決意をする。
しかし、森岡ゼミへの憧憬は捨てきれなかった。
2001年某月某日
同志社女子大学のシンポジウムに参加し、パネリストへの質問という形で、
マイク越しに初めて森岡さんとリアルで言葉を交わす。
森岡さんの「いい質問ですね」の一言で、雲の上へと舞いあがる。
2002年某月某日
大阪府立大学の倫理学の講義にもぐる。
が、その日はビデオ中心の講義だったため、脱力。
2002年某月某日
前HPを立ち上げる。
その際に、高校時代に書いた戯曲を削除したところ、森岡さんがサルベージしてくださる。
2002年某月某日
森岡さんのサイトの掲示板にいらっしゃった某高校の先生に、森岡さんを介して
戯曲上演許可願いをいただく。
その後、私の戯曲がはじめて上演されることになる。
2003年某月某日
森岡さんの特殊講義に参加させていただく。
映画をみたあとにグループディスカッションするという方式だったが、
あまりの司会の巧みさに感動して、彼氏に一時間近く語る。
しかし、最後の一回は、私の精神的クラッシュで参加できず。
いまだに残念だ。
そして、そのときの宿題のレポートはまだ提出していない。
(こんなの書く前に、レポートをやりましょう)
2003年某月某日
ファンページを再設置。
2005年某月某日
ファンページ独立
自サイトを閉鎖し、無署名の匿名のファンとなり再スタートする。。
(4)何を読めばいいの?
今度、『無痛文明論』が発刊されているので、ぜひそれを!
もちろん、本好きには、「とりあえず買っとけ。損はない。」と薦めます。
私も即買いだよ。
と、言っても、3800円もしますし、相当難物なことは間違いないでしょう。
やっぱりパラパラみるのは『生命観を問い直す』かな。
新書で安いし、細かく章立てしてあるので、長い文章を読むのが苦手な人にもお勧め。
でも、情報が多少古めなので、最新刊『生命学になにができるか』がやっぱりイイ。
高い、分厚い、ハードだけど、「泣ける学術書」。
私はこれで号泣しました…
特に「田中美津論」は、自分が女性であることへの複雑な気持ちがある人はツボなはず。
森岡マニアに変らぬ人気を誇るのは『宗教なき時代を生きるために』。
自分は、悪人だと思っている人は一読を。
ほかにも脳死問題で売れに売れた『脳死の人』や、学術論文『生命学への招待』もありますが、
世のフェミニストを敵に回した『男は世界を救えるか』っておもしろいよね?
いや、私は笑った。ご本人もナルシスティックを自認するトンデモ爆笑本。
『意識通信』はわれわれの世代には、ピッタリフィットな感覚かも。
(5)何がしたいの?
超克。
いやですね。こんな優秀な人を超えないといけないんですよ、後世代は。
(6)最後に?
特に企画はありません。
ぽつぽつ更新していきたいと思います。
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